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展覧会情報

過去の展覧会

加藤泉 – LIKE A ROLLING SNOWBALL

会期:ハラ ミュージアム アーク 2019年7月13日[⼟] - 2020 年 1 ⽉ 13 ⽇[⽉・祝]
原美術館 2019 年 8 ⽉ 10 ⽇[⼟]- 2020 年 1 ⽉ 13 ⽇[⽉・祝]



(左) 「無題」カンヴァスに油彩 103.5 x 73 cm
2019年 Photo: Kei Okano ©2019 Izumi Kato
(右) 「無題」木、油彩、アクリル絵具、石 185 x 167 x 110 cm
2008年 原美術館蔵 Photo: Ikuhiro Watanabe ©2008 Izumi Kato

【展覧会概要】
原美術館(東京都品川区)と別館ハラ ミュージアム アーク(群⾺県渋川市)において、「加藤泉−LIKE A ROLLING SNOWBALL」展を開催します。
原始美術を思わせるミステリアスで⼒強い⼈物表現を特徴とする加藤泉は、1990 年代半ばより絵画作品を発表、2000 年代に⼊ると⽊彫も⼿がけ、2007 年ヴェネチアビエンナーレ国際美術展への招聘をきっかけに国際的な評価を獲得し、⽇本・アジア・欧⽶とその活動の舞台を広げてきました。
近年ではソフトビニール、⽯、ファブリックなど多様な素材を⽤いたダイナミックなインスタレーションを展開する⼀⽅で、新たに版画制作にも取り組むなど、その意欲的な創作活動に多くの注⽬を集めています。 東京の美術館としては初の⼤規模個展となる原美術館では、新作の絵画、彫刻作品69点を、元々は個⼈邸宅として建てられた独特の建築空間と対話するように展⽰します。
また、別館のハラ ミュージアム アークでは、作家秘蔵の未発表作品も交え、代表作を中⼼に 145 点にのぼる圧倒的なスケールの作品群でこれまでの活動を振り返ります。
ときは令和元年―時代の⼤きな節⽬を迎えたこの時期に、東京と群⾺、全く異なる展⽰空間を持つ両館で、加藤泉の初期から最新作までを同時期に展観し、その全貌に迫る本展は、平成を駆け抜けてきた加藤泉の表現世界を改めて検証し、その令和での展開を占う好機となることでしょう。

【展覧会の⾒どころ】
■ハラ ミュージアム アークのみどころ 初期絵画作品から近作まで、約 25 年の創造の軌跡をたどる
初期作品から近作まで、未発表作品を含む 145 点によって、作家の四半世紀にわたる活動を網羅的に紹介します。加藤の作品に登場する⼈のような形は、1990 年代半ばの彼の絵画作品に既に⾒ることができます。 初期から現在に⾄る代表作がハラ ミュージアム アークの開放的でシンメトリーな空間で⼀堂に会することによって、このモチーフが、素材と技法の幅を広げながらどのように展開されてきたのか、その変奏の過程をたどることができるでしょう。
また、⾼さ 13 メートルのメインギャラリーでは、代表的な⼤型の⽊彫作品を中⼼に、ソフトビニールや⽯を ⽤いた⼤⼩様々な彫刻作品の共演が予定されています。

■原美術館のみどころ 加藤泉の現在、最新作69点を展観し、今後を占う
吹き抜けのギャラリー1 では、加藤泉の新たな試みの⼀つである、⼤判のファブリックを⽤いたインスタレーションがお⽬⾒えします。ほか全館で絵画や彫刻など最新作69点を展観、ストローク跡も⽣々しい加藤による表現世界の現在が出現します。旧個⼈邸宅ならではの親密な距離感での鑑賞体験は、加藤作品の新たな⼀⾯を発⾒する契機を提供してくれるかもしれません。
しつらえにこだわりを⾒せる加藤ならではの、展⽰ケースを使った空間構成にもご注⽬ください。

是⾮、両館合わせてご鑑賞ください。


加藤泉(かとう・いずみ)
1969 年島根県⽣まれ。東京と⾹港を拠点に活動。1992 年武蔵野美術⼤学造形学部油絵学科卒業。「リトルボーイ:爆発する⽇本のサブカルチャー・アート」ジャパン・ソサエティー・ギャラリー(ニューヨーク、⽶国、2005 年)、第 52 回ヴェネチア・ビエンナーレ国際美術展「Think with the Senses−Feel with the Mind. Art in the Present Tense」(キュレーター:ロバート・ストー / イタリア館、ヴェネチア、イタリア、2007 年)を契機に、国際舞台でも活躍。
主な個展に、彫刻の森美術館(神奈川、2010 年)⿅児島県霧島アートの森(2012 年)、Red Brick Art Museum(北京、中国、2018 年)、Fundación Casa Wabi(プエルトエスコンディド、メキシコ、2019 年)。
主なグループ展に「内臓感覚−遠クテ近イ⽣ノ声」⾦沢 21 世紀美術館(2013 年)、「STANCE or DISTANCE? わたしと世界をつなぐ「距離」」熊本市現代美術館(2015 年)、「Japanorama. A new vision on art since 1970」ポンピドゥ・センター・メッス(メッス、フランス、2017 年)。
主なパブリックプロジェクトとして⼤館(タイクン、⾹港、2018 年-2020 年)、丸の内ストリートギャラリー(丸の内仲通り、東京、2018 年-2021 年)など。


【関連イベント】 *詳細が決まり次第、当館ウェブサイトに掲載します。

ライブ THE TETORAPOTZ(スペシャルゲスト:スナッチ)
8 ⽉ 24 ⽇(⼟)ハラ ミュージアム アーク
対談 原⽥マハ×加藤泉
10 ⽉ 27 ⽇(⽇)ハラ ミュージアム アーク
バスツアー ハラ ミュージアム アークでのイベント開催時などに複数回、バスツアーを催⾏します。
講演会 Meet the Artist: 加藤泉
11月16日(土) 原美術館

【「加藤泉-LIKE A ROLLING SNOWBALL」原美術館・ハラ ミュージアム アーク スタンプ相互割引】
※割引券の配布は終了いたしました。
ご入館の際に「原美術館・ハラ ミュージアム アーク相互割引券」をお渡ししています。原美術館とハラミュージアムアークのスタンプを重ねて押すと、ひとつのイメージが完成します。

・原美術館でスタンプを押印した本用紙のご提示で、ハラ ミュージアム アークの入館料が100円引きになります。
・ハラ ミュージアム アークでスタンプを押印した本用紙のご提示で、原美術館の入館料が100円引きになります。

※他の割引との併用はできません。
※本用紙による割引は会期中一枚につきお一人様一回のみ有効です。
※本用紙はお一人様一枚までとさせていただきます。


(左から:原美術館/ハラ ミュージアム アーク/原美術館+ハラ ミュージアム アーク)

【展覧会カタログ等のご案内】
会期中、両館ザ・ミュージアムショップ、およびハラ ミュージアム アーク SHOP@CAFE にて、本展カタログや加藤泉による本展スペシャルリトグラフ、新シリーズのソフトビニール⼈形など、本展限定商品を販売します。

展覧会カタログ
出品作品を網羅(全カラー)、両会場のインスタレーションヴュー、ビブリオグラフィ、バイオグラフィ⼊り。
テキスト:原⽥マハ、⻘野和⼦
対談:ロバート ストア×加藤泉
インタヴュー(栾志超:中国美術雑誌「芸術世界」2018 年 3 ⽉号記事の再編集)等掲載
全 160 ページ(予定)
和・英・テキストのみ中国語訳付
価格 : 3,800 円(税別)
発⾏:⻘幻舎
ザ・ミュージアムショップ、オンラインショップにて発売中

加藤泉:本展限定スペシャルリトグラフ
サイズ: 44.5 x 35 cm
エディション:300
価格:58,000 円(税別, 200 枚限定販売)
版元:Idem Paris

*完売いたしました。

原美術館、ハラミュージアムアーク ソフトビニールフィギュア各館限定カラー
完売となった両館の男の⼦バージョン(2011 年発売)の再発売を⾏い、さらに新シリーズの⼥の⼦バーション(ハラビカラー、ARC カラー)を新発売。
価格 : 6,500 円(税別)
※完売していたハラビカラーの女の子バージョンが再入荷いたしました。原美術館ザ・ミュージアムショップにてお買い求めいただけます。数に限りがございますので、お早めのご来店をおすすめいたします。

展覧会限定トートバッグ
価格 : 3,000 円(税別)

*完売いたしました。

会期

ハラ ミュージアム アーク 2019 年 7 ⽉ 13 ⽇[⼟]- 2020 年 1 ⽉ 13 ⽇[⽉・祝]
原美術館 2019 年 8 ⽉ 10 ⽇[⼟]- 2020 年 1 ⽉ 13 ⽇[⽉・祝]

主催

原美術館

特別協力

ペロタン

開館時間

11:00 am – 5:00 pm
水曜のみ8:00 pmまで開館(祝日を除く)※入館は、閉館時刻の30分前まで

休館日

⽉曜⽇(2019 年 8 ⽉ 12 ⽇、9 ⽉ 16 ⽇、23 ⽇、10 ⽉ 14 ⽇、11 ⽉ 4 ⽇、2020 年 1 ⽉ 13 ⽇を除く)、2019 年 8 ⽉ 13 ⽇、9 ⽉ 17 ⽇、24 ⽇、10 ⽉ 15 ⽇、11 ⽉ 5 ⽇、年末年始(2019 年12月26日[木]―2020 年1月3日[金])

入館料

一般/1,100円、大高生/700円、小中生/500円
(原美術館メンバーは無料、学期中の土曜日は小中高生の入館無料、20名以上の団体は1人100円引)

[ギャラリーガイド]
日曜には、当館学芸員によるギャラリーガイドがあります。(2:30 pmより、30分程度)