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「ソフィ カル ─ 限局性激痛」原美術館コレクションより

会期:2019年1月5日[土]─3月28日[木]

1999年~2000年に原美術館で開催したソフィ カル「限局性激痛」を、フルスケールでご覧いただく再現展を開催いたします。当時の展覧会終了後、全作品が当館コレクションに収められたため、この再現展示が可能となりました。
ソフィ カルは、1953年パリ生まれ。主に写真と言葉で構成した物語性の高い作品の制作で知られます。「限局性激痛」とは、医学用語で身体部位を襲う限局性(狭い範囲)の鋭い痛みや苦しみを意味します。本作は、カル自身の失恋体験による痛みとその治癒を、写真と文章で作品化したものです。人生最悪の日までの出来事を最愛の人への手紙と写真とで綴った第1部と、その不幸話を他人に語り、代わりに相手の最も辛い経験を聞くことで、自身の心の傷を少しずつ癒していく第2部で構成されています。この作品は、1999年、原美術館での展覧会のためにまず日本語版として制作され、その後フランス語や英語版も世界各国で発表されました。
自身の人生をさらけ出し、他人の人生に向き合うカルの制作に多くの鑑賞者が心を打たれることでしょう。
鑑賞者にさまざまな問いを投げかけるカルの作品を、この機会に是非ご覧ください。

会期

会期:2019年1月5日[土]-3月28日[木]

主催

原美術館

開館時間

11:00 am- 5:00pm
水曜のみ8:00 pmまで開館 ※入館は、閉館時刻の30分前まで

休館日

月曜(1月14日、2月11日は開館)1月15日、2月12日

入館料

一般/1,100円、大高生/700円、小中生/500円
(原美術館メンバーは無料、学期中の土曜日は小中高生の入館無料、20名以上の団体は1人100円引)

[ギャラリーガイド]
日曜・祝日には、当館学芸員によるギャラリーガイドがあります。(2:30 pmより、30分強)