Contents

イベント情報

募集終了

島地保武ダンスパフォーマンス 「ミエカクレ(glimpse)」

会期:2015年7月24日[金]、25日[土]、26日[日]

時間:19:30 開演

原美術館ではこの夏、世界的なコンテンポラリー・ダンス・カンパニー、ザ・フォーサイス・カンパニー(フランクフルト)の中心メンバーとして活躍する三人の男性ダンサー・振付家による公演を行ないます。
島地保武は2006年よりフランクフルトを拠点に活動しながら、自らの創作やワークショップにも精力的に取り組んできました。劇場における作品に加え、最近ではテート・モダン(ロンドン)、神奈川県立近代美術館 葉山や資生堂ギャラリー(東京)などで、美術作品と身体の関わりを探る表現にも挑戦しています。その豊かな発想と表現力が注目を集め、今後ますますの活躍が期待される存在です。 今回は、島地が注目するダンサーで振付家のアマンシオ・ゴンザレス、ジョシュ・ジョンソンと共に、約1ヶ月にわたり日本で滞在制作を行ない、その成果としての新作を原美術館で発表します。
「世代も生い立ちも人種も異なるが、共通の身体言語を持つところに趣があり、踊る時に特別な関係性を持てる」と島地の評する三人の日本で初めての公演となります。個性あふれる表現者たちが互いの存在に触発され、場と共振して紡ぎだす、ダイナミックかつ繊細な身体表現をお楽しみいただけたら幸いです。

島地保武 (Yasutake SHIMAJI)
長野県出身。「ダンス甲子園」の影響で踊り始める。日本大学芸術学部演劇学科演技コースに入学、加藤みや子に師事。山崎広太 、上島雪夫 、能美健志 、鈴木稔、 カルメン・ワーナー等の作品に参加した後、2004年から2006年まで、金森穣率いるNoismに参加、主なパートを踊る。2006 年、ウィリアム・フォーサイス率いる、ザ・フォーサイス・カンパニーに入団。以来、カンパニーの中心的メンバーとして活躍。また、日本での創作活動やワークショップにも、精力的に取り組んでいる。2013 年より、酒井はなとのユニット〈アルトノイ〉を始動、『3月のトリオ』ほかを発表。 2015年2月、Noism2『かさねのいろめ』の振付演出を手掛ける。同年4月より資生堂椿会のメンバーとなり『椿会展 2015-初心-』に参加。7月より鎌倉を拠点に活動開始。

アマンシオ・ゴンザレス (Amancio GONZALEZ)
スペイン出身。カンヌのロゼラ・ハイタワー国際バレエセンターなどで学ぶ。カンヌ・ジュンヌ・バレエ・インターナショナル、スコティッシュ・バレエ団、ダーバンのNAPACダンスカンパニー、ロッテルダム・ダンスグループ、グロニンゲンのREFLEXダンスカンパニー、スカピノバレエ団やフランクフルト・バレエ団で活躍。2005年よりザ・フォーサイス・カンパニーの中心的メンバーとして活躍。また、指導者として、フランクフルト・バレエ団、ザ・フォーサイス・カンパニー、タンツ・ハウス・チューリヒ、リヨン国立高等音楽舞踊学校、マルセイユ国立バレエ団で活動。バレエとフォーサイスのインプロヴィゼーションテクニックを融合させたワークショップを、ヨーロッパ、日本で行っている。

ジョシュ・ジョンソン (Josh JOHNSON)
アメリカ出身。アーサ・ロビンソンとオーティス・サリドに学び、ハリウッド・ハイスクールにてケニー・ロングに師事する。また、ロサンゼルスのマラート・ダウカイエフ・バレエスクールにてカレン・マクドナルドに学ぶ。エイリーII、およびアルヴィン・ エイリー・アメリカン・ダンスシアター、フランチェスカ・ハーパー・プロジェクトにて踊る。2010年よりザ・フォーサイス カンパニーの中心的メンバーとして活躍。 *ザ・フォーサイス・カンパニー:モダンバレエの再構築によりコンテンポラリーダンスの歴史を塗り替えたと評されるダンサー・振付家ウィリアム・フォーサイス(1949-)が創設したカンパニー。独自の即興理論や舞踊の枠に収まらない活動で知られる。

会場

原美術館 ザ・ホール、中庭

主催

原美術館

助成

アーツカウンシル東京(公益財団法人東京都歴史文化財団)

協力

Villa Magical 2014

衣装

Bernhard Willhelm

出演・振付

島地保武、アマンシオ・ゴンザレス、ジョシュ・ジョンソン