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ボディ アンド ソウル ─ 原美術館コレクション展

会期:2011年9月17日[土]-2012年1月4日[水]
現代美術ギャラリー

加藤泉「無題」 2008年 撮影:渡辺郁弘
加藤泉「無題」2008年

“ボディ アンド ソウル (body and soul/身体と精神)”という語句は、昔からアメリカなどでは映画や楽曲の題名に何度となく使われ、日本語の中でも音楽を中心によく見かけるようになっています。現代美術ギャラリーの展示では、原美術館コレクションの中から“ボディ アンド ソウル”をキーワードに選んだ作品で構成いたします。身体(ボディ)は心(ソウル)の容器であり、“魂の抜け殻”などという言い回しもありますが、身体こそ自分自身であると考えることもできます。また、自分という存在が他者や周囲の世界と関わるための媒体(メディア)としての身体という考え方もあります。そして、さまざまなツール、テクノロジーを通して身体を拡張してきたのがメディア時代の私たちであるとも言えます。今回展示する絵画、写真、彫刻等の作品は、身体(ボディ)を直接モチーフにしているものもあれば、そうでないものもあります。さまざまな表現を通して、自分にとって身体の意味、身体と精神の絆を見つめ直していただければと思います。

出品作家 = 加藤泉/草間彌生/篠原有司男/束芋/やなぎみわ/米田知子/ウィリアム ケントリッジ/ローリー シモンズ/ミカリーン トーマス など