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虹のつくり方

会期:2026年3月14日(土)―9月6日(日)

【展覧会概要】

原美術館が原美術館“ARC”という虹に至るまでの軌跡を辿る


東京・品川の閑静な住宅街。その一画にあったかつての原邸。鬱蒼とした樹々の深い緑に囲まれたモダニズム建築を舞台に、1979年、原美術館はスタートしました。
現代美術に魅せられた創設者の原俊夫は、1970年代半ばより、自らの感性で作品を選び収集し続けています。可能なかぎり作家に会いに行き、親交を深めながら、一人のコレクターの視点に基づき集められたそれらは、世界のどこにもない、唯一無二のコレクションです。

「虹のつくり方」と題した本展では、そのコレクションの中から、1979~1990 年の原美術館の活動にスポットを当て、作品を展示します。仮に「原美術館創成期」と名付けるこの時期は、日本における現代美術館の先駆けとして現代美術の普及を目指し、世界的な作家の個展開催のほか、日本の若手作家に発表の場を提供する意欲的なグループ展「ハラ アニュアル」を開催しました(1980-1990年、全 10 回、出品作家 97 名)。さらに、1980年にジャン=ピエール レイノー、1989年に宮島達男が旧邸宅ならではの空間を活かした常設インスタレーションを制作し、原美術館らしさを特徴づける作品となって行きました*。
1988年には、現代美術作品の大型化に伴い、新たな展示空間として群馬県渋川市に別館ハラ ミュージアム アーク、現在の原美術館ARCが開館しました。

当館を運営する財団の名称「アルカンシエール(Arc-en-Ciel)」は日本語で虹という意味です。また現館名である「原美術館ARC」の「ARC(アーク)」は、「Arc-en-Ciel」の綴りから引用したもの。人と人が、人種を越え、国境を越え、美術を通じて対等に交流する架け橋のような存在であるため、当館は今日まで走り続けています。
この展覧会を通じて、原美術館が原美術館“ARC”という虹に至るまでの軌跡を皆さまと一緒に辿ることができましたら幸いです。なお、本展「虹のつくり方」から始まり今後3年間、毎年春夏季に、原美術館開館以来の歴史を追う、収蔵作品を用いた展覧会を開催予定です。

*現在、 ジャン=ピエール レイノー《ゼロの空間》は原美術館ARC開架式収蔵庫に、宮島達男《時の連鎖》はギャラリーBに移設

ジャクソン ポロック《黒、白、茶》1952年 カンヴァスに油彩 91 x 70 cm

【本展の構成】
1. 会いに行く美術ー「私は作家に会いに行くことから始めた」(ギャラリーC)
1970年代半ばより、当館理事長の原俊夫によって収集され続けている作品の数々。可能なかぎり作家に「会いに行き」、親交を深めながら、一人のコレクターの視点に基づき集められたそれらは、世界のどこにもない、唯一無二のコレクションです。ギャラリーCでは、原俊夫が作家と直接交渉し入手した作品や、原美術館の開館最初期に収蔵された作品を展示します。

□出品作家(予定)
カレル アペル、アルマン、ペーター クラゼン、工藤哲巳、三木富雄、ジャック モノリー、ケネス ノーランド、ナム ジュン パイク、ジャクソン ポロック、ジェームス ローゼンクイスト、篠原有司男、李禹煥、トム ウェッセルマン

2. そこに行けば会える美術ー世界の今がここに(ギャラリーB)
1979年、まだ日本には現代美術の専門館が少なかった時代に、その先駆けとして開館した原美術館は、一般の美術愛好家にとって、現代美術、作家、美術関係者に、「そこに行けば会える」場所だったと言えるのではないでしょうか。ギャラリーBでは、クリスト、ロバート メイプルソープ、ジャン=ピエール レイノーなど、創成期の原美術館で個展が開催された世界的な作家の作品を展示します。

□出品作家(予定)
クリスト、今井俊満、ピョートル コワルスキー、ロバート メイプルソープ、ロバート ラウシェンバーグ、ジャン=ピエール レイノー、キース ソニア

3. ハラ アニュアルの作家たちー若い作家に発表の場を(ギャラリーA)
1980年から10年間、原美術館は日本の若手作家に発表の場を提供する意欲的なグループ展「ハラ アニュアル」を開催しました。全10回、97名が参加し、多くの作家がそこから羽ばたいて行きました。ギャラリーAではその中から、11名の作品を展示します。

□出品作家(予定)
遠藤利克、出射茂、笠原恵実子、菊谷直美、小清水漸、中村一美、坂口登、柴田耕作、須田基揮、菅野由美子、吉田克朗

旧原邸(原邦造邸)竣工時写真

宮島達男《時の連鎖》1989/1994/2021年 発光ダイオード、IC、電線 22 x 475 x 4.7 cm / 22 x 237.5 x 4.7 cm ©Tatsuo Miyajima

李禹煥《線より》1979年 カンヴァスに顔料 181 x 227 cm ©Lee Ufan

吉田克朗《触“体-27”》1989年 麻布に黒鉛、木炭、アクリル絵具、油絵具、顔料 194 x 259 cm
©The Estate of Katsuro Yoshida, Courtesy of Yumiko Chiba Associates

オラファー エリアソン《Sunspace for Shibukawa》外観 2009年 ステンレス、ガラスプリズム ©2009 Olafur Eliasson

【常設展示、屋外作品の出品作家・作品】
オラファー エリアソン《Sunspace for Shibukawa》、草間彌生《ミラールーム(かぼちゃ)》、ソル ルウィット《不完全な立方体》、三島喜美代《Newspaper-84-E》、宮島達男《時の連鎖》、森村泰昌《輪舞(双子)》、奈良美智《My Drawing Room》、ジャン=ミシェル オトニエル《Kokoro》、鈴木康広《日本列島のベンチ》、束芋《真夜中の海》、李禹煥《関係項》、アンディ ウォーホル《キャンベルズ トマト スープ》など

出品リスト
Coming soon…

プレスリリース
展覧会「虹のつくり方」プレスリリース

展覧会名

「虹のつくり方」

会期

2026年3月14日(土)から9月6日(日)

主催

原美術館ARC

会場

原美術館ARC 現代美術ギャラリーA、B、C

開館時間

9:30 am-4:30 pm(入館は4:00 pmまで)

休館日

木曜日(8月中無休)

入館料

【「安藤正子:普通の日々」と共通チケット】
一般1,800円(1,500円)、70歳以上1500円(1,200円)、大高生1,000円(700円)、小中生800円(500円)

*()内は前売りオンラインチケット料金(3月上旬発売予定)
*原美術館ARCメンバーシップ会員は無料、学期中の土曜日は群馬県内小中学生無料





【同時開催】
安藤正子:普通の日々 

会場:原美術館ARC 觀海庵(かんかいあん)
原美術館(東京・品川)において鉛筆画と油彩画の個展「おへその庭」を開催してから14年。安藤正子の現在地を観る展覧会。
本展詳細はこちら