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展覧会情報

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時間(とき)を視る ─ 原美術館コレクション展

会期:2015年10月17日[土]-2016年1月11日[月・祝]
現代美術ギャラリー

音楽や映画には、作品の中で推移する時間が明快に表されていますが、美術作品にもさまざまな時間が内包されています。言うまでもなく、制作や構想にアーティストが費やす時間や、作品の前で鑑賞者が費やす時間はその端的なものです。同時にアーティストたちは、「ある瞬間」を表現することで自らの作品の上にそれを留めようと試みたり、「経過する時間」を可視化するために、ときの移ろいのなかで物質が姿を変えて行く過程やその現象を切り取ったり、運動や反復の表現を通して、「不可逆な時間」に目を向けたりしてきました。
本展では、原美術館のコレクションを「時間(とき)を視る」という観点から見て行きましょう。
本来、視覚芸術は、目に見えない世界や概念を目に見える形に表現しようとするアーティストたちの挑戦の痕跡とも呼べるものです。平面、立体、写真、映像と、さまざまな様式で表現された<時間>をどうぞあなたの時間に重ねてご堪能ください。

さて、現在、原美術館(東京都品川区北品川4-7-25)では、「そこにある、時間」と題し、ドイツ銀行のコレクションのなかから写真作品を取り上げた展覧会を1月11日まで開催しております。同展は、「時間を切り取ってメディアに定着させる」という写真の特性を活かしたさまざまな表現を通して、写真の魅力を再認識する試みとして企画されました。
本展「時間(とき)を視る」においても、「そこにある、時間」展にも出品している佐藤時啓、杉本博司、やなぎみわ、ツァオ フェイ、ボリス ミハイロフなどの作品を原美術館コレクションから紹介いたします。
あわせてご高覧ください。

出品作家 = ベルント&ヒラ ベッヒャー/ジョナサン ボロフスキー/ツァオ フェイ/リチャード ロング/ボリス ミハイロフ/ジャン ティンゲリー/李 禹煥/榎倉康二/草間彌生/佐藤時啓/杉本博司/束芋/野村 仁/宮島達男/森 弘治/やなぎみわ/山本 糾/横尾忠則 など

会期

2015年10月17日[土]-2016年1月11日[月・祝]

休館日

木曜日、12月7-11日、12月14-18日、1月1日