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展覧会情報

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現代美術に魅せられて ─ 原俊夫による原美術館コレクション展

会期:パート1:1月6日[土]- 3月11[日]
パート2:3月21日[水]-6月3日[日]

当館創立者・館長の原俊夫が自らキュレーションするコレクション展

原美術館は、1979年日本における現代美術館の先がけとして開館しました。創立者・現館長の原俊夫は、現代美術の発展と国際交流に情熱を傾け、様々な展覧会を開催する一方、コレクション活動にも力を注いできました。本展は、ひとつひとつ丹念に収集した1950年代以降の絵画、立体、写真、映像、インスタレーションなど所蔵作品約1000点の中から、原が初めて自ら選びキュレーションするコレクション展示です。1970年代後半より80年代前半までの初期収蔵作品を主とする前期、企画展の開催などをきっかけに収蔵された90年代~現在に至るまでの作品を主とする後期の2期に分け、約40年に渡る原美術館の活動の一端を紹介します。

ミリカーントーマス「Mama Bush:One of a Kind Two」2009
©︎Mickalene Thomas

【前期】 アメリカの作家では、戦後絵画に大きな影響を与えた抽象表現主義のジャクソン ポロックやマーク ロスコ、その後続世代を代表するロバート ラウシェンバーグやジャスパー ジョーンズ、世界を席巻したポップアートの代表者であるアンディ ウォーホルやロイ リキテンシュタインなど。そして、前衛的・実験的精神に溢れたヨーロッパの作家たちとして、絵画のジャン デュビュッフェやカレル アペル、彫刻のアルマン、セザール、ジャン ティンゲリーなど。日本の作家では、戦後日本美術を牽引した今井俊満、河原温、工藤哲巳、宮脇愛子など。また、今も現役で活躍する作家たちでは草間彌生、篠原有司男、杉本博司、李禹煥。さらに世界に影響を与えたアジアの作家として、ナム ジュン パイク、艾未未(アイ ウェイウェイ)。

【後期】 荒木経惟、ミヒャエル ボレマンス、クリスチャン ボルタンスキー、ジョナサン ボロフスキー、崔在銀、トレイシー エミン、ヤン ファーブル、ツァオ フェイ、カミーユ アンロ、加藤泉、加藤美佳、ウィリアム ケントリッジ、操上和美、ジム ランビー、増田佳江、森村泰昌、村上友晴、奈良美智、名和晃平、エルネスト ネト、蜷川実花、野口里佳、ウィリアム J.オブライエン、大竹伸朗、ミンモ パラディーノ、ジャン=ピエール レイノー、ピピロッティ リスト、坂田栄一郎、ヴィルヘルム サスナル、佐藤雅晴、マリック シディベ、菅木志雄、杉本博司、束芋、田幡浩一、ミカリーン トーマス、アドリアナ ヴァレジョン、フランチェスカ ウッドマン、やなぎ みわ、柳幸典、横尾忠則、米田知子、周鉄海