Hara Museum ARC

原美術館が2003年からパートナーをつとめる「メルセデス・ベンツ アート・スコープ」は、日本とドイツの間で現代美術アーティストを交換して交流をはかるメルセデス・ベンツ日本株式会社の文化・芸術支援活動で、1991年から続いています。
本展では、2016年にベルリンへ派遣した泉太郎と、2015に年東京へ招聘したメンヤ・ステヴェンソン、さらに、過去にこのプラグラムに参加したアーティストの中から佐藤時啓が招待出品し、新作を発表します。
作風・スタイルは異なりますが、いずれも本展に向けた制作のためにカメラを持って街へ出ました。東京あるいはベルリン─街の中を漂泊するアーティストの想像力が創り出す三者三様の世界をご鑑賞ください。

泉太郎（いずみ・たろう）

ベルリン滞在中に撮影した素材や渡航で得たアイデアをもちに、不思議さとおかしみの交錯する映像インスタレーションを出品。
1976年奈良県出身。東京都在住。多摩美術大学院美術研究科修士課程修了。「ヨコハマトリエンナーレ2011」など、国内外で多数の展覧会に参加。2017年2月からパリのパレ・ド・トーキョーで個展。

メンヤ・ステヴェンソン（Menja Stevenson）

東京滞在中に制作したコンセプチュアルなモノタイプ（版画）や写真など、《Japan》の伝統と現在にアイデアを見出した作品を出品。
1982年ドイツ出身。シュトゥットガルト在住。シュトゥットガルト造形芸術アカデミーで美術とメディアアートを学ぶ。写真・映像・パフォーマンス・インスタレーションなど作品は多彩。

佐藤時啓（さとう・ときひろ）

今回はかつて一度作品化した東京の街を再び（しかし違う手法で）撮影した写真作品で、自分の表現および東京の過去と現在を対置します。
1957年山形県出身。埼玉県在住。東京藝術大学大学院美術研究科修了。芸術選奨文部科学大臣賞（2015）など受賞多数。東京都写真美術館（2014）など内外で個展多数。東京藝術大学教授。

主催

原美術館、メルセデス・ベンツ日本株式会社

後援

ドイツ連邦共和国大使館

企画協力

NPO法人アーツイニシアティヴトウキョウ［AIT/エイト］

レジデンスプログラム

NPO法人アーツイニシアティヴトウキョウ［AIT/エイト］