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本田祐也ポートレート コンサート

会期:2014年11月29日(土)

時間:14:30 / 18:30 開演

作曲家そして希代のプレーヤー本田祐也が残した楽曲の数々が蘇ります。

1999年に自身が結成したブラスオーケストラ「チャンチキトルネエド」、そして同世代のクリエーター達と共に本田祐也は、「21世紀に生きる都市生活者のための音楽」を作り続け時代を嵐のように駆け抜けました。没後10年となる2014年、国内外で活躍する演奏家が東京・原美術館に集まり、残された楽譜に再び熱い息を吹き込みます。奇跡の一日をどうぞお聴き逃しなく。

1977年東京生まれ。幼少の頃渡仏し、公立の小学校に通いながらピアノを始める。帰国後、合唱の指揮、8mmフィルムの実験映画の製作などを行い、 高校卒業後、チンドン屋 「キンギョ」の活動に加わる。「キンギョ」の活動休止後、1999年東京芸術大学音楽学部作曲科に入学。作曲を小鍛冶邦隆氏に師事。同年「チャンチキトルネエド」を結成。街の様々な場所での野外演奏、アートプロジェクトなど、ライブハウスのみにはとどまらない場所で精力的に出演をかさねる。その独特なスタイルで、様々な分野からの注目を集め、心に残るチンドン屋的メロディーを現代的手法でブラスアンサンブルに開花させるパフォーマンスで、異様な勢いを醸し出す。また、無声映画「港の日本娘」(清水宏監督作品)やファッションブランド「シアタープロダクツ」のために楽曲を書き下し、生演奏のセッションを行うなど、ジャンルを超えた活動が注目される。現代音楽の分野でも、第18回「現音作曲新人賞」を受賞、その後大作を発表した演奏会でサントリー芸術財団第3回「佐治敬三賞」を受賞。 類い稀な才能で期待を集めるが、2004年急逝。享年26歳。

《プログラム》
パート2 ・マシンガンサックス 2本のサクソフォンとピアノのための (2000)
チンドン クラリネットとピアノのための (2001) 
ウィンドウショッピング・ダブ ジャンベとエレクトロニックのための (2001)
劇場装飾のためのサーカスコラージュ フルート、クラリネット、ピアノ、パーカッションのための (2002) *完全版世界初演
チンドン第二番 ピアノソロのための (2002) *日本初演  
サクソフォンの為の特殊奏法入門 2本のサクソフォンのための (作曲年不詳)
二つの小品による一綴りの出来事 ‒ 祈り/大地、扇風機とタイプライターのラグタイム ‒ フルートソロのための (2002)
三つのリズムボックス チューバとパーカッションのための (2003) 他
以上 本田祐也作曲
dj sniff による本田作品をモチーフにしたソロパフォーマンス

《日時》
2014年11月29日[土]
①14:30開演
②18:30開演

《出演》
フルート 多久潤一朗 クラリネット 井上梨江 サクソフォン 大石将紀/鈴木広志/江川良子
チューバ 橋本晋哉 ピアノ 飯野明日香/大須賀かおり パーカッション 渡邉理恵
エレクトロニック・ターンテーブル dj sniff

《料金》
一般 3,800円
学生・原美術館メンバー 3,500円
*入館料込み