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美術館について

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中庭側 撮影:渡邉修

ごあいさつ

原美術館は、1979年に当時の日本では希少な現代美術専門館として開館いたしました。公益財団法人アルカンシエール美術財団を母体とし、現代美術を通じた国際交流の推進と現代美術の活性化、アーティストの支援の場として活動を続けています。東京都品川区の閑静な住宅街に佇む当館の建物は、私の祖父である実業家原邦造の邸宅として1938年に建てられた洋館で、現代美術を鑑賞する場として特色のあるユニークな空間となっています。当館では、年間3-4回の展覧会を開催するほか、講演会や音楽・パフォーマンスなどの各種イベント、ワークショップなどの教育プログラムも実施しています。1988年には別館として伊香保温泉(群馬県渋川市)の近くにハラ ミュージアム アークを開館し、二つの美術館で多彩な活動を展開してきました。ご来館いただければ幸いです。

公益財団法人アルカンシエール美術財団
理事長 原俊夫

理事長 | プロフィール

1935年東京生まれ。学習院大学政治経済学部を卒業後、米プリンストン大学留学。1977年アルカンシエール美術財団を設立、理事長に就任、現在に至る。ニューヨーク近代美術館国際評議委員会副会長、ホノルル ミュージアム オブ アート名誉理事などを歴任。2017年フランス共和国レジオン ドヌール勲章オフィシエほか受章多数。

建築について

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玄関側 撮影:渡邉修

設計は、東京国立博物館の現・本館(上野公園)や和光ビル(旧服部時計店・銀座)を手がけた渡辺仁によるもので、1930年代の洋風邸宅を美術館として再生した例としては、東京都庭園美術館と並ぶものです。日本におけるモダニズム建築、あるいは昭和初期洋風邸宅の貴重な例と言われ、特に、中庭を包みこむように緩やかな円弧を描いた空間デザインが特徴的です。居間や食堂・寝室などは企画ごとに展示を入れ替えるギャラリーに改装した一方、浴室やトイレなどのユーティリティスペースは、アーティストに依頼してユニークな常設展示作品に生まれ変わりました。また、美術館設立後の増築部分として、中庭を望むガラス張りの「カフェ ダール」と、講演会・ワークショップ等に活用できる「ザ・ホール」があります。

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1938年竣工当時の玄関側
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1938年竣工当時の中庭側