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美術館について

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榛名山と特別展示室「觀海庵」 撮影:齋藤さだむ

原美術館ARCについて

公益財団法人アルカンシエール美術財団(理事長:原俊夫)は、1979年に当時の日本では希少な現代美術専門館として、東京都品川区に「原美術館」を、1988年には群馬県渋川市に別館「ハラ ミュージアム アーク」を開館、この2館を舞台に、現代美術を通じた国際交流の推進と現代美術の活性化を軸に、アーティストとともに多彩な活動を展開してきました。
1938年に邸宅として建てられた洋館を再生利用したユニークな企画で、多くの方々から支持されてきた原美術館は、2021年1月に東京での活動を終え、原美術館とハラ ミュージアム アークを統合、ハラ ミュージアム アークを改称し、2021年4月、群馬県渋川市にて「原美術館ARC」としてリニューアルオープンいたしました。
運営母体の財団名「アルカンシエール/Arc-en Ciel(虹)」を象徴する「ARC」には、「アートセンター」の意味も含まれます。多種多様な人々が集い、新たな価値を創造する場としての活動を、今後も「原美術館ARC」で続けてまいります。

理事長 原俊夫 | プロフィール

1935年東京生まれ。学習院大学政治経済学部を卒業後、米プリンストン大学留学。1977年アルカンシエール美術財団を設立、理事長に就任、現在に至る。ニューヨーク近代美術館国際評議委員会副会長、ホノルル ミュージアム オブ アート名誉理事などを歴任。2017年フランス共和国レジオン ドヌール勲章オフィシエほか受章多数。

建築について

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ジャン=ミシェル オトニエル「Kokoro」2009 撮影:白久雄一

磯崎新による原美術館ARCは、伊香保グリーン牧場に隣接する緑豊かな広い敷地に作られています。ピラミッド型の屋根を持つ正方形のギャラリーAと両翼に細長く伸びるギャラリーB・Cというシンメトリーを意識して配置された3つの展示室は、やわらかい自然光がトップライトから降り注ぐシンプルな空間の中、現代美術の展示を行っています。一方、特別展示室「觀海庵」は、書院造をモチーフにした静謐な和風の空間で、木、石、和紙、漆喰で仕上げた内部のいたるところに名工の技が光っています。また、屋外にはアンディ ウォーホルやジャン=ミシェル オトニエルをはじめ、内外の現代アーティストによる常設作品が点在しています。なお、当館では環境に配慮し、太陽光発電も使用しています。

建築画像
現代美術ギャラリー(過去の展示から)撮影:齋藤さだむ
建築画像
特別展示室「觀海庵」(過去の展示から)撮影:齋藤さだむ