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スペシャル
レポート／グローバルアートツアー
「次世代リーダーための感性育成プログラム」の三回目として、留学生を対象としたバスツアーを12月27日に開催しました。
話の発端は、観光客の調査・研究で当館を訪れた地元の大学に通う留学生と青野館長との対話にありました。「コロナ禍もあり2年以上本国に帰ることのできない留学生が大勢いる。今年の年末年始も家族の元に帰れないかもしれない…」という切ない事情を聞いてから、「ではなんとかして美術館に招待できないかな」と館長はずっと機会をうかがっていたようです。そこから地元の群馬大学共同教育学部の協力のもと、「グローバルアートツアー」と称した企画が立ち上がりました。
今回の企画では、留学生の他、日頃よりグローバルな視点を身につけるために英語や翻訳を学ぶ学生、学生チューター、GFL（グローバルフロンティアリーダー）など22名が参加。日本語に不慣れで、電車の乗り換え等にやや不安があるとの留学生たちの声から大学発着のバスを手配しました。美術館到着後は、当館学芸員を交えて作品の解説を翻訳しながら感想や意見を交換しあうなど、当館スタッフにとっても有意義な時間となりました。
展覧会の見学の後は、カフェでのランチ、そして隣にある伊香保グリーン牧場内の自由見学へ。大学とは環境を変えることで新しい気づきを促す機会になり、また授業もほぼオンラインのなかで久しぶりに持つクラスメートとの交流の時間も、学生にとっては良い思い出になったようです。美術館に到着した時は緊張して積極的な発言ができなかった学生たちも、帰りのバスに乗るときにはおしゃべりが止まらず、最後は満面の笑顔で手を振る様子が印象的でした。
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開催概要
日時： 2022年12月27日（火） 10:00（集合・バス出発）～15:30（バス到着・解散）
会場： 原美術館ARC
参加人数：22名（学生16名、教員6名）
助成：一般財団法人MRAハウス
協力：群馬大学共同教育学部