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スペシャル
レポート/キッズワークショップ 笹口数「真夏の空の真冬の星 真昼の空の夜の鳥」
本年度、原美術館ARCでは「次世代リーダーのための感性育成プログラム」として年3回のバスツアーを企画しています。その第一回目として計画したのは、開催中の展覧会に出品中の笹口数氏を講師にお招きし、学校が夏休み中である7月に、子どもたちを対象にしたワークショップを行うというもの。この日のために笹口氏は何度も美術館に訪れ準備を進めていたものの、開催の直前でコロナの再流行がみられたため、参加者の安全と不安を考慮し開催を延期する決定をしました。
時期や人数、ワークショップ会場の安全を再検討し、9月4日に催行が決定します。再度、親子(大人と子ども)での参加者を募集しました。当日は東京都(品川区)と原美術館ARCを往復するバスを運行、美術館に到着後は展覧会の見学と、子どもと大人のペアで行うワークショップを行いました。
ワークショップのテーマは「真夏の空の真冬の星 真昼の空の夜の鳥」。笹口氏が作成した「真冬の星座」を真夏の空に重ねて見てみるプログラムと、人知れず大空を飛ぶ「夜の鳥」を制作し真昼の美術館に設置するというワークショップの二本立てです。今回の内容は(当初行うはずだった)夏休み期間であることと、開催中の展覧会のタイトル「雲をつかむ」に由来しています。
「夜の鳥」制作では、参加者は親子や大人と子どものペアとなり、目に見えないけれど確かにそこに息づく鳥たちの姿を想像しながら、紙や針金を使用して思い思いの形に仕上げていきます。「何を食べるんだろう」「翼は大きいのかな」などなど、会話を弾ませながら、参胴体や羽、くちばしの大きさや全体の大きさを話し合い、協力しながら形を整えます。
こうして完成した「夜の鳥」を館内の前庭に設置。子どもたちは「真冬の星座」を見たり、真昼の空の下に羽ばたく「夜の鳥」のように駆けまわったりと、目に見えない世界に思いを馳せる機会となりました。
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開催概要
次世代リーダーのための感性育成プログラム①
キッズワークショップ 笹口数「真夏の空の真冬の星 真昼の空の夜の鳥」
日時: 2022年9月4日(日)8:00(集合・バス出発)~19:30(バス到着・解散)
会場: 原美術館ARC
参加人数:18名
助成:一般財団法人MRAハウス
講師:笹口数