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原美術館コレクション
「原美術館コレクション」は、公益財団法人アルカンシエール美術財団理事長の原俊夫が、原美術館設立時から収集した、1950年代から現在までの世界各国の現代美術コレクションです。抽象表現主義やポップアートをはじめ20世紀後半の美術史を彩った巨匠から、21世紀のアートシーンで活躍している作家まで、多彩な表現を網羅しています。作品は絵画、彫刻、写真、映像、インスタレーションなど多岐にわたり、約1,000点にのぼります。このコレクションは通常、原美術館ARCにおいてテーマや視点をその都度変えた展示構成で紹介しています。開架式収蔵庫に保管している一部の原美術館コレクションは、学芸員や評論家、教育・研究機関に所属する方など主に美術の専門家を対象に作品の鑑賞・調査が可能となっています。また、原美術館ARCメンバーの方には、年数回の庫内のガイドツアーを行っています。

撮影:齋藤さだむ
豊かな緑が美しく広い敷地を生かし、野外にはアンディ ウォーホル、ジャン=ミシェル オトニエルなど内外のアーティストによる作品が設置され、磯崎新が設計し、それ自体が作品と言える原美術館ARCの建築とともに、アートのある景観を作り上げています。ギャラリー内やユーティリティスペースには、草間彌生と束芋の大型インスタレーションに加え、東京・品川の原美術館から移設した奈良美智、宮島達男、森村泰昌の作品が展示されています。
屋外作品案内図(2024年5月現在)

撮影:白久雄一

©YAYOI KUSAMA 撮影:木暮伸也

©Tabaimo 撮影:木暮伸也

©Yoshitomo Nara 撮影:木暮伸也

©Tatsuo Miyajima 撮影:木暮伸也

©Yasumasa Morimura 撮影:木暮伸也
原六郎コレクション
明治時代の産業振興に貢献した実業家、原六郎(1842-1933)が収集した東洋古美術コレクションで、特別展示室「觀海庵」で随時公開しています。中国陶磁の傑作「青磁下蕪花瓶」(国宝)、美人画の名品「縄暖簾図屏風」(重要文化財)、円山応挙の大作画巻「淀川両岸図巻」、永徳ほか狩野派一門による「三井寺旧日光院客殿障壁画」などがあります。磯崎新は「三井寺旧日光院客殿障壁画」がかつて飾られていた滋賀県・三井寺(園城寺)の旧日光院客殿に発想を得て書院風の「觀海庵」を設計しました。

